連休最終日に絶対おすすめしない映画 「セブン」
- マサ7110
- 2018年5月6日
- 読了時間: 3分

『セブン』は、猟奇殺人を描いた1995年のアメリカ映画。
監督はデヴィッド・フィンチャー。 キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンスだ。
この映画を一言でいうと、最高に後味が悪い!もう最高!
焼肉屋で最後もらうガムと間違えて生のミノを噛んでしまったあの時の感覚に似ている。
後味が悪いが、映画として出来が悪いのではなく、結末がありえない。
ストーリー

雨の降り続く、とある大都会。退職まであと1週間と迫ったベテラン刑事サマセットと、血気盛んな新人刑事ミルズは、ある死体発見現場に急行した。
死体は信じられないほど肥満の男であり、彼は食べ物の中に顔を埋めて死んでいた。
状況から、何者かによって手足を拘束され、銃で脅されながら食事を強制されていたことが判明し、殺人事件と断定される。
サマセットは死体の胃の中から発見されたプラスチックの破片から、現場の冷蔵庫の裏に、犯人が脂で書いたと思われる「GLUTTONY(暴食)」の文字と、事件の始まりを示唆するメモを発見する。

サマセット刑事を演じるモーガン・フリーマン。
豆知識だが、モーガン・フリーマンが出演している映画は、ハズレが無い。

新人刑事ミルズを演じるブラッド・ピット
余談ですが、私は子供が生まれたらこの様に育ってほしいとの思いで、
ブラッドピット
「血 人」
と名付けようと思っている。
「七つの大罪」とは?
七つの大罪とは、キリスト教の西方教会、おもにカトリック教会における用語。
「罪」そのものというよりは、人間を罪に導く可能性がある欲望や感情のことを指すもので、日本のカトリック教会では七つの罪源と訳している。
七つの大罪は、4世紀のエジプトの修道士エヴァグリオス・ポンティコスの著作に八つの「枢要罪」として現れたのが起源である。八つの枢要罪は厳しさの順序によると「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「怠惰」、「虚飾」、「傲慢」である。
そして、6世紀後半に、グレゴリウス1世により、八つから七つに改正され、順序も現在の順序に仕上げられる。その後「虚飾」は「傲慢」へ、「憂鬱」は「怠惰」へとそれぞれ一つの大罪となり、「嫉妬」が追加された。そして七つの大罪は「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憤怒」、「怠惰」、「傲慢」、「嫉妬」となった。七つとも当てはまるわ俺。
ちなみに、2008年にローマ法皇は新たな七つの大罪を発表。
それは、遺伝子改造・人体実験・環境汚染・社会的不公正・貧困・過度な裕福さ・麻薬中毒である。七つとも当てはまるわ俺。
んでもって、二人の刑事は 縛られて犯人に2日間もかけ自分のどこの肉を切るか選ばされて贅肉の部分を1ポンド分切り落とされていた弁護士や、 刃先のついたディルドに突かれた娼婦の死体を見つけ、連続殺人の謎を追っていく。
ラストの結末

冒頭でも言ったが、この映画はラストシーンがすっごい。ネタバレになるから言えないが、もうすっごい。
映画を見ていて「あ、おそらくこれ最悪のバッドエンドじゃね?」っていう光景が思い浮かんだ私だが、実際それの斜め上をいった。
連休終わりの憂鬱な気分をさらに加速させるニトロ燃料として、「セブン」を是非皆さんぶち込んでほしい。おすすめはしないが。笑
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