と、いうわけで
- マサ7110
- 2018年4月29日
- 読了時間: 2分
「と、いうわけで」という名前のラブホテルが私の地元にはある。私はこの名前が大好きだ。この一つの文章だけで、ホテルに来るまでのストーリーを感じることができるからだ。
一人の男と一人の女。どうやって出会い、どこへ行き、何を話したかは知らないが、何はともあれ、「と、いうわけで」男女関係の終着点にやってきたのであろう。
私がブログを始めるきっかけは特にないのだが、 最近見た、元格闘家の須藤元気のドキュメンタリー番組が影響しているかもしれない。
須藤元気。 「変幻自在のトリックスター」 と呼ばれた彼は、ダンスを交えた入場とトリッキーなファイトスタイルで注目を浴びた選手である彼だが、そのリング上での派手さとは裏腹に、インタビューでは、その佇まいから、奥に秘めたる知性や品格が表れていた。
彼は引退後、アーティストや作家として活躍している。村上春樹に触発された彼も、何度か筆を執ろうとしたが挫折した経験があるらしい。しかし、そこであきらめず、とにかく書き続けた結果、本を出版するまでに至ったのだ。
それを見て、私は学生時代を思い出した。当時、様々な作家の本を読み漁った私は、「私でも本が書けるんじゃないか?」と幾度か筆を執ったこともあったが、そのたびに一行も書けず筆をおくのがお決まりであった。
しかし、須藤元気は諦めなかった。私もとにかく続けてみようと思い、今こうやってつらつらと駄文を重ねているのである。 須藤元気でも出来たのだ。私にだってできるはずだ。
ちなみに、須藤元気はあの派手な入場パフォーマンスを全て自腹で行っていたという。流石、須藤元気だ。私にはできない。
と、いうわけで。この記事から私と須藤元気の戦いは始まる。
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