ツッコミ イズ インポータント
- マサ7110
- 2018年9月9日
- 読了時間: 2分
「関西人は面白い。関東人は面白くない。」というようなレッテルは持ち合わせていないが、少なくとも関東の方に「ツッコミ」という概念がないことはあきらかである。
それは仕方がないのである。関西人にとってお笑いは、ブラジル人にとってのサッカーであり、インド人のガンジズであり、サイヤ人の戦う理由なのだから。
ある日、東京に住む友人が遊ぶに来た。
「なにか飲む?」と尋ねると、「ブラックのコーヒーもらえるかな?」と言う。
お笑い戦闘民族である私は何か彼に関西のエッセンスを届けたいと思い、マグカップの縁までいっぱいにコーヒーの粉をいれ「はいブラックコーヒー」と手渡した。
この状況下で、私の要求したツッコミは以下である
・「いや飲めないじゃん!」
・「更にのど渇くよ!」
・「コーヒー作るの初めてかよ!」
実際どうであったか。彼は微笑みながらこういった。
「なるほどね~♪本当にブラックじゃん。」
納得されちゃったよ!なんの感想だよ!?予め予知してた結果みたいな感じだすなよ!パニックのあまり思わず関東弁だよ!
その後彼はこういった。
「これが本当のブラックジョークってやつかな?」
それはちょっとおもしろいやん。
「ツッコミ」とは何かと聞かれたら。私は答える「愛だよ」と。
口から生まれでたボケにそっと掛けてあげる毛布がツッコミなのだ。ツッコミがないと私の可愛いボケは寒さで死んでしまうのだ。逆に、どれだけ頼りないボケでも、ツッコミでしっかり支えてあげることにより、そのボケは自分の足で立つことができるのだ。
また、私の友人知人には何人か愛なき人がいる。
「相手の会話の内容が非常にどうでもいい。」という例えで、
「カンボジアの政治くらい興味ないわ。」とツッコんだ時、「そうなん?」
とか、 ワクワクした時・興奮した時の例えで
「初めてスター・ウォーズ見た時以来の衝撃やわ。」というツッコミに対して、
「そうなん?どんな映画なん?」など、可愛いボケの毛布を剥ぎ取るどころかスナイパーライフルで脳天撃ち抜いてくるような人もいる。
「愛なき時代に生まれたわけじゃない。」かつて斉藤和義はそう歌っていた。
あなたの目の前のボケを放っておかないで。手を差し伸べてください。
声なき声に耳を済ませてバックハンドでなんでやねん。そのツッコミが社会をつなぐ。
(ACのCMみたいなこと言うな。ってツッコんでください。)
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